OurVision

が来るのを楽しみに待てる家が作りたい」

私たちは2014年に東京都から島根県にUIターンしてきました。

東京にいるときに、島根県の気温だけを見て、快適に過ごせそうと思っていたことに見事に裏切られました。冬はなんとまあ、寒いこと。夏の湿気、空気のとりまき、通年感じる太陽を望めない空、雨が降りそうな雲行き。特に最初の一年は気が滅入るものでした。

車社会であることもそれを助長しました。バス停まで歩くこともない、地下街に入ることもない。中間領域がない。

北欧デザインには、長く過酷な季節を楽しく過ごすせるように発展してきたといわれていますが、山陰で暮らすことはこれに少し似ている、という発見がありました。ここで年数を過ごすたび厳しい冬や過酷な夏を楽しく過ごせるような、安心できる家が欲しいと強く思いました。

改めて山陰の家づくりを意識しながら考えてみると、 降水量や湿気が多いという共通認識以外にも、海や湖が近く土地の水、田んぼの上の風、自然の遮蔽物、自然の土地の起伏に左右されること!漠然と、今まで過ごしてきた 太平洋側と同じような家づくりで上手くいくのだろうか、と不安を抱いたことを今でもよく覚えています 。

山陰という地域には特別なクオリティが必要なことを実感し、日々発見があります。
その中で暮らしながら、細やかに柔軟に考え、 その土地に、その場所に、バランスよく計画し、丁寧に大切に暮らせる家を目指しています。